その5.インターネットバンキングにする
その2.でクレジットカードを作り、その4.でライフラインの支払方法を変更したあなた。
大変お疲れさまでした。
メンタルが弱ってくると、こういう「難しくは無いけど面倒なこと」「普段やらないこと」をするのがとても大変になります。
ちょっとした書類の文字の小ささに、内容を把握するのに、疲弊してしまうのです。
でも、お金や生活の不安を先に少しでも解消してから休職して治療に専念できるように、もう少しだけ頑張ってください。
次に、銀行のお給料の振込口座、その他引き落とし口座など複数の銀行口座をお持ちの方は、なるべく使う口座を2つ程度までに減らし、インターネットバンキングの契約をしましょう。
理由は二つ。残高確認と入金確認のためです。
いつ入金になったかわからないと不安になりませんか?
それと口座振替やクレジットカード払いに変えても残高が無ければ引落しされないばかりか信用問題になってしまいます。
自宅で療養しながら、手軽に残高や入金チェックができるのはとても便利ですし大切なことです。
私は関東在住なのでメインバンクは都銀であり、インターネットバンキング(以下EB)を使用する手数料はかかりませんが、地方銀行や信用金庫の場合などはEBには手数料が必要になったりします。
ゆうちょ銀行は安くて手軽で便利ですが、ゆうちょ銀行だけというのは非対応のところが未だあったりしますので、ネット銀行(楽天銀行、auじぶん銀行など)や地方銀行でもEB手数料無料、コンビニ手数料無料など自分の地域の中で使いやすい銀行をこの機会に作り、EB口座を開設されることをおすすめします。
次からは休職してからの各種手続きです。
その4.毎月の支払を把握する
その3で再診を受けたあなた。
初診後に同時進行をおすすめしますが、
まず自分が毎月何にお金を払っているのか確認しましょう。
家賃・電気・ガス・水道・ネット・固定電話・携帯電話・各種保険料などなど
その他個人でTVや会員などの契約があるかもしれません。
「そんな気力ないよ……」
わかります。でも少しだけ頑張って洗い出してください。
たとえばスポーツクラブの会員費、毎月8千円とか払っていたとして、休職した後通えそうなら構いませんが、通えそうになければ速やかに休会や退会を申し出ておかなければ回復までに数万円の支払いをしなければなりません。
また、洗い出した毎月の支払いの内、コンビニや銀行で直接支払いをしているもの、どのくらいありますか?
それらをクレジットカードや口座振替に切り替えてしまいましょう。
ええ、面倒ですね。書類を書くのも読むのも大変です。
銀行印ってどれだっけ?となるのもよくあることです。
クレジットカードなら銀行印を探す手間も無いので良いですよ。
ある意味借金というか支払いを先送りにすることなので、口座残高や使用金額の管理は必要となりますが、なるべく支払いをカードにまとめることで家計簿が無くても一ヶ月の必要な金額が可視化しやすくなります。
少し頑張って、特に水道光熱費と通信費は自動で支払えるようにしておきましょう。
その5もお金の話です。
その3.再診を受ける
その2.でクレジットカードを申請したあなた(すでに持っている人は必要ありません)
普通に働いていれば、勤務先の確認さえ通ればいきなりゴールドカードなどを作ったりしなければ大体通ると思います。(審査の確約はできません、ごめんなさい)
お医者さんからのお薬やアドバイス、どうでしたか?
私の場合、頭は冴えていて自分がなぜ出社できないかはわかりませんでしたが、自分がいかに部内のメンバーに迷惑をかけているかは理解していました。
自宅で仕事をしてデータを送ったり、謝ったり、反省したり、自分がどうダメなのかは理解していましたが、なぜ出社できないのかはわからないまま、そしてほとんど出社できないまま初診からさらに数日経過しました。
期日のある仕事をしていましたので、このままではさすがに期日に間に合わないと思い再診をしました。
医師に相談すると、今度は追加のお薬と、休職の診断書を書いてくれました。
休職することでかける迷惑は当然考えましたが、それよりも行けるか行けないかもわからない状況が一番迷惑だろうとも思い、その診断書を持ってやっと会社に行き、人事も含めて相談しました。
人事部は速やかに休職に理解を示してくれて、社内の休職書類手続きを進めてくれました。
自分のいた部署では、数日で最低限の業務引き継ぎをしてから休職して欲しいとのことでした。
ありがたいことに、ごくわずかな出社日だけで休職させて下さると、その診断書を前にした自部署や人事のエライ人たちは即対応してくれました。
そのごくわずかな出社日は、期日直前だったこともあり終電近くまで引継しました。
すごく、わがままな引継であると自分でも理解していましたが、引継を行ったという事実だけが必要でした。
後を引き受けたかの人は少し気の毒だったと思います。
その人が「しょうもない上司」だったせいもあるのです、責めないでください。
色々と書き殴りましたが、初診から1,2週間ほど様子を見て再診を受けましょう。
あまりにひどい状況なら正直に相談してみましょう。
休職じゃなくても時短勤務や残業をしないなど相談に乗ってくれる場合もあります。
一人ですべてを抱え込んで悩まず医師に相談し、それを人事や上司に伝えてみましょう。
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